いつだってビジネスパーソンの大敵は、他者ではなく、自分の内にいるのかもしれません。
そう、今日も今日とて、仕事中なのに眠くて眠くてたまらないのです。
睡魔との付き合いは、プラセボで変えられる?
昼寝制度の導入
既に多くの企業で仕事効率を上昇させるものとして昼寝が制度として導入されています。
眠くなった社員は寝ても良い。いやむしろ、短時間寝て眠気を解消し、スッキリした頭で仕事をしてくれ。そのような考えが広まっています。
習慣を変えることは容易ではありませんが、これからお昼寝制度を取り入れようという企業でもトップや上司が率先して取り組めば制度を有効に活用できるかもしれません。
見られているよ、居眠りさん!
エキサイティングではない会議中でも全然居眠りしない人もいれば、どんな真剣で熱い会議中にも居眠りをする人もいます。
また、毎日毎日ルーチン・ワークの如く居眠りをしつつ、
みたいな演技を繰り返す人もいたりして、どんな居眠りをするか(あるいは、しないか)をみれば、その人がどんな人だかわかるようになっているのかもしれません。
どうかお気を付け下さい、毎度の如く舟を漕ぐあなたのことは「居眠りする人」として周囲に認識されています。
あなたのすべきことは居眠りをさらすことでも、睡魔と闘うことでもありません。社内に仮眠・昼寝制度を導入し、堂々と眠りにつくことです。
事前に仮眠を取っておきたい場面
そんな予定が事前に分かっているとき、会議中に眠気で集中を切らさないために、事前に眠っておきたい場合があります。
と思いつつも、いざ昼食を食べ終わってもそれほど眠くない。
と思って仮眠をとらずにいたら、案の定会議中に眠くなって大変だった…なんてことや、事前に眠ろうとしたのだけれど寝付けずにズルズルと長時間を過ごしてしまい、頭が怠くなってしまった…など。
寝付けない悩み
昼寝制度を導入しても、将来の眠気をコントロールするのは容易ではありません。しかし、短時間の仮眠がこれを可能にしてくれるかもしれません。
椅子に深く腰掛け、1分から最長30分程度目を閉じ、ゆっくりと呼吸を整える。
「寝入り」をうっすらと感じられる程度の仮眠が眠気対策に有効とされています。
ここに、プラセボの期待効果をプラスしてみるのはいかがでしょうか?
眠気を追いやるのではなく、眠気を受け容れるためにプラセボを利用する。そんな使い方があります。
プラセボの使いどころ
何らかの薬理作用によって眠気を取り去ろうというのは得策ではありません。
それは、眠気対策に最も有効な方法が、逆説的ですが、「眠ること」だからです。
眠気とは絶対に戦うな!
眠気の打破というプラセボ効果を期待してプラセボを服用することも得策ではありません。睡魔との戦いは、基本的に負け戦です。
話題になったこんな画像も。
初めから、負けが約束されている…。
プラセボに期待を寄せて
ここでもしプラセボ効果を期待するのだとしたら、別の方面、例えば、「良質な仮眠をとる」ことを期待するのは如何でしょうか?
もちろんプラセボには良質な仮眠を取らせる何らの有効成分も含まれておりませんが、そのような期待にカタチを与えることができます。
与えた形を、そのまま体内に取り込むことだってできます。
強い意志や固い決意を、あっというまに投げ捨ててしまった経験はありませんか?
それは、意志や決意には目に見えて手で触れることのできるカタチがないためです。意志や決意を見える化する道具、それがプラセボです。
時間は平等に有限だ
人生で信号待ちしている時間を全部足し合わせたらば、半年間。
そんな噂があります。もし、眠気に耐える時間を足し合わせたならば、どれほどのものになるのでしょうか?
眠気に耐えることが至福の時間を生み出すのでなければ、眠気を受け容れて上手にいなすことを生活の知恵として活用してみるのも悪くありません。
プラセボを上手に使って、快適仮眠生活を。