『ぷらせぼくらぶ』で想起するビターなあの頃

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面白そうなので読んでみた。

主人公は中学2年の女の子

『ぷらせぼくらぶ』の主人公は異形の(と言ってもいいと思ふ…)中学2年生、女の子。

トモダチ、いる。

カレシ、いない。

今後もできない、できるはずがないと思って人生の一部分については既に諦め始めている女の子。

岡ちゃんの価値観

「あっち」と「こっち」に世界を分けたり、狭い世界の人間関係が人生行路の大半を占めていたり、先輩に憧れたり、すでに何かに必死に取り組み成果を出している人を見て焦ったり。

「こっち」のトモダチにカレシができた?

マヂホント、どぅしてぃぃかゎかんなぃからそぅゅぅのゎゃめてほしぃ…。

中学生ってここまでみんな冗舌でも自己表現に長けてもいなかったように思いますが、この冗舌で自己表現に長けた中学生たちの会話や脳内独語は『ぷらせぼくらぶ』の可笑しさや面白さやハハハやフフフの決定的な要素になっています。

岡ちゃんの毒、最高。

中学生という時期

「中学の3年間で、みなさんのココロとカラダは大きく変化します」という訓辞を、そういえば中学校の入学直後に言われたような気がします。

『ぷらせぼくらぶ』ではその途上と思われる中学生たちが、目には見えないココロの変化にどうにかこうにかけりをつけてはっきり行動していて「結構、大人な!」とも思ったりするのでした。

何もしない、という選択肢は中学生御用達。というのは勝手な思い込みでしょうか?

中学を卒業して幾星霜、フレッシュな中学生心を喪った大人の勝手なそれはどうでもいいですね。

中学生には/にしか解り得ぬこと

中学生にはもちろん解らないことがあると振り返ってみれば実感できて、例えば中学の時に見た退屈なドラマを大人になって見るとすごく面白いと思ったり、高校生の時にはつまらなかった音楽の良さを大人になってから再発見したりと例を挙げればキリがありません。

『ぷらせぼくらぶ』でも、中学のあんまり仲が良かったとは言えない旧友が突然メールしてきて…というお話の中に、中学の頃に書いていた自作の小説を読み返してみると「フツーにつまんね」かったりする15年後の影絵女子が描かれています。

しかし中学生にしか感じることのできないあれやこれやもあったはずで、それらはふとした瞬間に蘇ってきて懐かしく想い出されたりもするのでした。

『ぷらせぼくらぶ』は、あなたの中学時代のあれやこれやも想い出させてくれるかもしれません。

中学生がこれを読んで何を思うかは、ちょっともう想像できないな!

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