オフィス内のコミュニケーションを円滑にするにはどうしたらいいんだろう?
そんな悩みを抱えるビジネスパーソンも多いはず。
もしかするとその悩み、プラセボ(偽薬)で改善できるかもしれません。
社内コミュニケーションの問題点
会話のきっかけがない
職場にありがちな問題点として、社員同士の対話不足は感じていても、話しかけるきっかけが掴めずそのままにしてしまうことが挙げられます。
そんな時、プラセボを持ち出して、こんな風にやりとりしてみてはいかがでしょうか?

職場には「建前」が溢れかえっていますが、「本音」は恥ずかしがり屋でいつも陰に隠れてしまっています。
しかしコミュニケーションを活発化し、新たなアイデアの源泉となるのはいつだって「本音」だったりします。
もちろん本音を引き出すことを期待するほかに、さまざまな会話のきっかけとしての使い道を考えることができます。
アイデアが出てこない
また別の事例として、事業改善や新規事業として新たなアイデアを求められる際に出くわすコミュニケーションの問題があります。
複数人のチームで行う場合には、ブレインストーミングなど有効なスキルを活用してアイデア出しをすることも一般的になりました。
ただ、案外とブレスト参加者の満足度が上がらない場合もあるのではないでしょうか?
ブレインストーミングを始めるにあたっていくつかのルール設定が為されることも、あるいは暗黙の了解としてルールが採用されることもあるようですが、中々実現できていないのが現状のようです。
結局、上司や声の大きいひとの意見が通って…とあらば不満が募るのも当然。
ルールを無視する人には、プラセボを用いた「制約の誓約」を求めてはいかがでしょうか?
「批判を加えない」と声にだし、ぐっと一粒飲み込む偽薬。
「思い付きのアイデアは全部口にする」と言いながら、クイッと飲み干すプラセボ一錠。
事業の改善、創造はオフィス内コミュニケーションに懸っているといっても過言ではありません。
何とかしたいと現状を嘆いているだけでは未来永劫何も変わることはないか、ゆっくりと衰退するだけになってしまうでしょう。
一聴して「アホらしい」と思えるような、ちょっとした取り組み・きっかけがコミュニケーションを劇的に変化させてくれるかもしれません。
心理的安全性に欠ける
会話が乏しいのも、アイデアを練る会議が盛り上がらないのも、実は心理的安全性が欠けているためかもしれません。
心理的安全性とは、何らかの積極性を見せる際に、咎められたり、低い評価に反映されたりすることを恐れる必要がない状態を意味する言葉です。
ジョークを言える雰囲気、と言い換えられるかもしれません。
プラセボには、ジョーク・アイテムとしての優れた特性があります。
プラセボを飲んで何かをしてみる時、手品キットのように練習する必要もなく、上手くいかなくてもプラセボのせいにできてしまうからです。
ジョークやユーモアは、たいていの場面でコミュニケーションを円滑にします。あなたの知恵次第でプラセボを最強のコミュニケーション・ツールとすることも可能でしょう。
待ちのコミュニケーション
あなたの「期待」や「目標」をプラセボに込めて飲んでみるのも、話のきっかけになるかもしれません。
毎日一粒を習慣にしていれば、誰かの目に留まる事でしょう。
目標を視覚化する
プラセボは、目標を視覚化することができます。ただ念じながら、飲むだけで構いません。
- 給料アップ
- ノルマ達成
- 残業しない日
- 16時からのやる気
- アフターファイブの充実
- 社畜王社長に!!!おれはなるっ!!!!
何だって構いません。むしろコミュニケーションのことなんて考えず、ありのままに示した方がうまくいくかもしれません。
応用はあなた次第で無限大に広がります。
そこにプラセボがあるだけで、コミュニケーションは円滑化するかもしれません。
アイデアをひねり出す
プラセボは、アイデア創出のきっかけにもなり得ます。先に例を挙げたブレインストーミングを再度取り上げてみましょう。
数々のアイデアを出してみたは良いのだけれど、これってもうどこかで誰かがやっていたことの焼き直しだし、どうにも決定権者の上長や取引先へプレゼンしたところで良い結果は得られないだろうな…というあきらめにも似た感情が浮かぶ、まさにその時。
隠し持ったプラセボの一粒が、救世主になってくれるかもしれません。
論理的な考え方からは思いもよらない発想を得たいと願うならば、何らかの「無意味」を採り入れる必要があるのかもしれません。
あるいは「空白」を用意することが、画期的アイデアを呼び込む秘訣なのかもしれません。
ぜひ、薬理学的ゼロであるプラセボを試してみてください。
参考
実はというか、『オモシロクナール』というジョーク・アイテムも、あのお笑い業界の「吉本」関連会社から発売されています。
バッファロー吾郎の木村さんがネタで使っていた例のアレです。
シリーズ品として4商品が販売されているようです。
コミュニケーションには、現状を変える大きな力があります。ジョークやユーモアなど、「笑い」を武器にする商品も非常に有効なコミュニケーション・ツールとなってくれるはず。